トミカ値上げについて思うこと【サマライズ】


2022年5月30日、トミカが値上げされることが発表されました。通常品(No.1〜120)は495円税込から550円税込に。ロングトミカ(No.121〜150)は990円税込から1045円税込に。その他、おかたづけコンボイ、パーキングケース24も400円程度値上げされます。

序盤から個人的な結論をいうと"値上げされてよかったです"その訳も後のほどお話ししましょう。なので今回はミニカーレビューではなく、トミカ450円時代を振り返るという名目で紹介していきたいと思います。特別回です。



トミカ450円時代

2014年2月1日にてトミカ450円に値上げすることを発表しました。理由は生産国の人件費の上昇、原材費の高騰などでかなり経済的理由でした(そして消費税が増税されたので、税込で486円に)トミカは1970年登場当時は180円でしたが、その4年後に220円と第1回目の値上げ行い、そのわずか2年後の1976年に240円に値上げ。1980年に280円、1981年には320円値上げ。そして1991年から2014年までの23年間はずっと360円で販売されました。なので、この時トミカが値上げすると発表された時は大騒ぎされ、この件については各ニュース番組でも報道されました。(報道記事は今でも探せばあるはずです) 

しかし、この450円時代はトミカの節目でもあり新たなスタートラインでもあります。今回は450円に値上げされた2014年〜2022年までのトミカをトミカ歴史館という公式サイトの画像お借りして、振り返って行こうと思います。



2014年の新車。値上げは2月からだったので、ロータス、ピンクラの月からです。見ての通り、悲惨です()値上げしてこれかよ…という印象だったのですが、トミカを作るのに10ヶ月程度かかると考えたら、その前年は本当にギリギリの限界で泣きの値上げを判断したのでしょう。縮みピンクラ、縮みトーマスバス。5ヶ月連続流用車。外国車地獄&ギミックは減少傾向ともう一回いいますが悲惨なラインナップでした…しかし、後半は話題の日本車セレクト&開閉ギミックありという出来のいい新車が続々登場していきました。ここから暗黒期を越えて、全盛期と向かっていきます。







続いて2015年。トミカが45周年の時です。年末に出来のいいトミカが発売された翌年でしたが、期待を上回るような素晴らしい出来のいいトミカが発売されました。国産車と外国車のバランスが良く、開閉稼働ギミックも毎月必ず搭載されてました。やっと値上げの効果が出できたという印象です。残念ながら、自分はこの時小学生で妖怪ウォッチやカードゲームなどにお金を捧げていましたので、この感動をリアルタイムで味わうことは出来ませんでした(泣)  




続いては2016年。なんと外国車が2種しか発売されていないという特殊な年でした。2014年の反省なのでしょうか?

GT-R、86、NSX、s3600、シビック、ロードスター、と国産車スポーツカーが連発に登場しました。実車の方もスポーツカーが一斉に登場したので、その影響もありそうですね。ギミックも当たり前のようについているので、今とは大違い!乗用車、スポーツカー、緊急車両、はたらく車が綺麗にバランスよく発売されていて、ギミックも当然のように搭載。ご紹介にこの頃が全盛期だと思います。あと、この頃から初回の争奪戦が激しくなったのも有名です。





2017年は初回が通常と違う金型が大量に登場しました。歴史館には初回の記載はないのですが、アバルト、NV200、インプレッサ、ミニクーパー、カマロ、の初回は通常と別金型でした。車両のセレクトもはたらく車や話題の新型車などが採用されていて不満点はなく、良きという感じでした(個人的に)。あとはトミカタウンがリューアルされたり、ドライブヘッドが展開されたりと、他のジャンルでもかなり騒がしい1年だったと思います。まさにトミカバブル期ですかね。



2018年は2017年みたいな初回別金型はあまり登場しませんでしたが、26年ぶりにフェラーリが復活したのは、トミカ界隈に大きな衝撃でした。(その代償にトミカが他のブランドのミニカーを売るという謎ブランドを作ってしまうのですけど…) 前期は乗用車など、後期はスポーツカー&はたらく車と発売月の偏りがある感じでした。あと、バイク、ヘリ、電車など変わったトミカも多く登場したのも特徴です。ギミックも普通に搭載されていますが、この翌年悲劇が訪れます……






2019年。この年からトミカのギミックが廃止への傾向になっていき、トミカ値上げ説も浮上してきました。あまり出来がよくないコルベット、CR-V、ドアが開かなくなったGT-R、トミカらしくない出来のスピードテールなど、不満点がある車種&乗用車はサスペンションのみの車種が増え、再び暗黒期の到来か⁉︎と思いました…しかし、後半はセンチュリー、アヴェンタドール、などの出来のいいトミカが登場し、今年唯一後部ドアが開閉したボルボの登場により、少しトミカの未来が明るくなった気がしますが、不安しかないですね…

そしてトミカ50周年へ。





2020年。記念すべきトミカ50周年を迎えました。1月に発表された50周年プレニュースには、記念品の発売は30、40周年ほど登場しませんでしたが、50周年を記念した大型イベントなどが予定されていて、誰もが50周年事業に期待を膨らませていましたが、2月下旬頃に起きた、新型コロナウイルス感染拡大により、世界が混乱に満ち溢れ、トミカにも被害が出ました。写真の通り、年24台発売されるはずが21台となり、数十年守ってきた伝統が唐突に崩れていきました…しかし、アストンマーティン、フィット、RAV4は開閉ギミックが搭載されており、その他はたらく車類もとても出来が良かったです。車両セレクトもセンス良く個人的には好きでした。後半辺りはギミックを犠牲にし、プロモーション重視な車種が増えてきた印象でした。



2021年1月〜2022年6月。ここからトミカ歴史館が更新されていなかったので、公式サイトの画像から引用しました(編集が雑なのはお許しを) 2021年に至っては橋梁点検車、ライズしか稼働ギミックがないというまさに末期状態… 車両セレクトは個人的に良かったのに…やはり、プロモーション重視の車種が増えており、トミカの方向性が変わったのかと思えました。しかし、流用車の増加、サスペンションすらない一部の外車、縮みに逆戻りのトーマスバス、などそろそろトミカの限界が見えてきました。

そしてついに時は来ました。



(Yahooニュースより)

_人人人人人人人人人_

  トミカ値上げ! <

Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

ついに、トミカが値上げされました。2014年から8年続いた450円時代に幕を閉じます。冒頭で言った通り、個人的に値上げされてよかったです。なぜならさっき振り返った通り、トミカのギミックがコストにより廃止傾向になっており、これ以上ギミックのないトミカが増える(車両セレクトはいいのにギミックがないので残念になるパターン)のは嫌だからです。むしろもっと早く値上げしていたら、ギミックのある車種が増えてたかもしれないのに。。と思いました。まぁ、値上げがギミック復活に直接繋がるとは限りませんですけど…

まぁとりあえず、



トミカは2022年7月1日にて値上げされます!




そして、ここからは値上げまで1ヶ月もないので、個人的に今の内に買ってた方が良い出来のいいトミカをご紹介します。参考程度にしてください。



No.12トヨタアルファード。実車も街中で必ず見ると言っていいほどの大人気な高級ミニバン。兄弟車のヴェルファイアは2年前に廃盤になっていますが、アルファードは健在。重量感がしっかりあって、何より絶滅危惧種の後部ドア開閉のギミックが搭載されています。値上げ前に購入を!


No.35メルセデスベンツGクラス。こいつはすごいです!(語彙力消失)。サイズも重量もしっかりあって、さらに極みつけの左右開閉ギミック。今のトミカでは絶対に出せないクオリティです(値上げ後に期待)


No.62ラフェラーリ。数十年ぶりのフェラーリの登場。第一号のせいか、通常品と思えない程出来がいいトミカです。複雑な型をしているのにも関わらず、それを見事に再現しているのは、トミカの技術力でもありますね。持っている方も増車をオススメします(自分も値上げ前に増車する予定)


No.59グリコワゴン。前期のハイエース(ドアが開く方)をべーふとした江崎グリコ特注として2種発売されました。今回はNo.113をベースでスタンダード内で発売されましたが、なかなかのリアリティで良かったです。トミカに興味のないひとでもそそってしまいそうな仕様でとてもカワイイです。


No.105日産GT-RNISMOパトロールカー。みんな大好きR35のパトカーです。実際に栃木県に配備されていて、実車が存在しているところもグット。縮みクラパトよりもこっちの方が断然良いです!これも増車枠だな。




オススメトミカはまだまだありますが、今回はこの辺にしておきます。値上げまで1ヶ月もないですから購入はお早めに(ちょっとでも安い時に買った方がいいですからね)


以上今回はトミカの値上げについて長々と書いていましたが、僕自身値上げしてもトミカコレクションは続けるし、これからもトミカを支持する1人として応援していきます!値上げ後の展開も気になりますので、しばらくはトミカから目が離せませんね(笑)

改めて今後もトミチュラルをよろしくお願いします。



にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント